パプアニューギニアの妊婦サービスの報告によれば、年3%の人口増加率に対応するために6000人以上の助産師が必要とされている。2019年妊婦および新生児保健タスクフォースの報告書がPNGの保健省によって作成されている。それによれば、毎年妊娠期と出産時に死亡する女性の数は2,000名で、20,000人が死産または新生児期の死亡となっている。PNG大学リプロダクティブヘルス教授のGlen Mora氏は「様々なレベルの助産師がいるが、大学での教育を受け看護師としての有資格の助産師がいる。彼らは大学院も出ており、2012年に助産師の訓練を再構築してなんとか700名の助産師を訓練してきた。」
しかし、1,000万人近い人口のうち700人は焼け石に水に等しく、健康センターで出産時の支援を受けられる女性は全体の40%に過ぎない。さらに、85%の女性は地方に暮らしており、家の近くでこうしたケアを受けられる女性はごくわずかだ。「早急に、地方の保健施設をさらに信頼できるものにしなくてはならない。安全で、女性が訪れて出産をしやすい施設に。政府はこの報告の内容を真剣に受け止めて、安全な出産のための適切な予算を拠出すべきだ、とも述べた。(Radio New Zealand/MAR12, 2019)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
助産師数の不足(パプアニューギニア)
2019.03.15