サモアで新たに設立された政党のサモアファーストパーティーは、将来的に中国からの移民禁止を訴えるナショナリズム的な運動を展開している。サモアファーストパーティーは先週政策を発表し、国内の巨大な中国人コミュニティーに対して怒りをあらわにした。副党首はメディアに対して、中国人をサモアから国外追放したいとコメントしたが、これは後日取り消された。党首であるUnasa Iuni Sapolu氏は、公式な政策は、中国人移民をすべて禁止することだが、政党は人種差別主義ではないと強調した。「我々はサモア人を最優先しなくてはならない。」と述べた。サモア在住の中国人コミュニティーのメンバーであるRonna Leeは、中国からの新たに移民にとって、暮らしにくくなる“異常な”政策だとし、「偏見や差別を主張する政治家は政治家としての立場を与えられてはならない。サモアの愛と尊敬という価値観とは相いれない。」と述べた。アピア駐在のラジオニュージーランドの特派員utagavia Tipiは、サモアファーストパーティーのこうした強硬な政策は国民に対してのけん引力はないだろうとしている。(Radio New Zealand/MAR8, 2019)
サモア
【経済・社会動向】
【中国・台湾進出動向】
新政党 中国からの移民禁止を提案(サモア)
2019.03.15