ワールドラグビーは、新たなワールドリーグの設立において、降格・昇格の際にすべての国々に戦うチャンスを与えるという計画があると発表した。先週、国際統括団体のワールドラグビー(WR)が新設を計画している国際大会に、太平洋諸島地域のチームが含まれないということが明らかになった。新設大会は欧州6カ国対抗と南半球4カ国対抗の計10チームに日本、米国を加え、2020年からのスタートを目指すという情報が流れ、昇降格がないため、世界ランキング9位のフィジーなどは参戦できない見通しとなった。この流出情報を受けて、9月に開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に出場するサモア、フィジー、トンガが大会をボイコットする可能性を検討すると、太平洋地域の選手会が発表した。ワールドラグビーの上記発表はこれを受けてのものだ。
ワールドラグビーは、太平洋諸島が除外されることは決してなく、すべてのチームが試合の成績によって判断されるとして流出情報を否定し、太平洋諸国にもワールドリーグへの潜在的な道筋が用意されているとした。このリーグは2022年に開始され、欧州6カ国対抗と南半球4カ国対抗の10チームに、日本と米国を加えた12チームが参加予定としている。それぞれのチームが他の11チームと対戦していき、準決勝、決勝と試合を進める。この試合での勝者に対してはワールドカップでのシード権が与えられる予定だ。(Radio New Zealand/MAR7, 2019)
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ワールドラグビー太平洋島嶼国の国々への道筋を再確認(太平洋諸島)
2019.03.11