太平洋地域、アフリカ及び南中央アジアの癌に罹患した子どもたちの半数は、その診断を受けずに、また、治療もされずに亡くなっていることが調査によって明らかになった。対照的に、北アメリカやヨーロッパの子供たちで、罹患者のうちで癌という診断を受けないのは、わずか3%であることもわかった。Lancet-Oncology(腫瘍)報告によれば、このままシステムが改良されなければ、2030年までに290万症例の癌が見落とされるという。小児癌の正確な数値予測はヘルスケアの計画を策定するうえで政府にとっても大変重要であると、報告に携わった一人であるハーバードのZachary Ward氏は言う。Ward氏によれば、こうした診断に至らない癌のケースの存在が問題視されれば、今まで見落とされていた新たな見通しの立て方が採用され、改善されるのではないかということだ。(Radio New Zealand/FEB27, 2019)
太平洋地域
【経済・社会動向】
癌の危険性について太平洋地域の子どもたちは診断されない傾向(太平洋諸島)
2019.03.01