パプアニューギニア(PNG)のPatrick Basa海洋資源大臣はフィリピンのケソン島でフィリピンと漁業の発展の協力に関する協定の覚書にサインした。フィリピンのメディアによるとこの協定により、漁業の研究開発の技術的な交流面で相互協力するという。PNGで操業するフィリピン国籍船への食糧燃料供給の便宜や、違法操業への対応なども含まれる。PNGでは主にフィリピンのマグロ漁船が操業している。両国は以前はEUから違法操業への取り締まりの緩さに対して、警告を受けていた。近年ではフィリピン政府はPNGの海域でとれた魚はPNG内で処理されるべきであるというPNGの計画に異を唱え、昨年、フィリピンの農業大臣であるPinol氏がこうした計画はフィリピンのマグロ加工産業にマイナスの影響を与えると警告していた。新しい協定は、この件に関しての妥協点を探り、Pinol氏とBasa氏が調印した。先月、フィリピンはPNG政府と米穀物に関して共同で研究開発するとともに技術的な交流をも含めた5年間にわたる協定を締結したばかりだ。(Radio New Zealand/FEB4, 2019)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
フィリピンとの協力で漁業を強化(パプアニューギニア)
2019.02.08