マーシャル諸島と台湾はオーストロネシア語族の言語と文化を保護促進していくことで合意した。台湾の報道によると協定は1月2日、台湾の文化機関とマーシャル諸島政府の代表間で、台湾で調印された。この協定は台湾と太平洋島嶼国の同盟国が言語、文化、伝統的な知識と技術、経済、スポーツなどの分野で交流および協力していくというものだ。このような協定が結ばれたのは初めてだという。マーシャル諸島の文化国務大臣のAmenta Mattehw氏は、台湾との交流は親密でかつユニークなものであった。お互いに民主主義と自由のの理念そしてオウストロネシア語族の伝統を共有している。と述べた。大臣はオーストロネシア語族文化の保存についても協力し、台湾とマーシャルの人的交流も促進していくと述べた。(Radio New Zealand/JAN7, 2019)
*オーストロネシア語族は台湾から東南アジア島嶼部、太平洋の島々、マダガスカルに広がる語族である。日本語では南島語族とも訳される。かつてはマレー・ポリネシア語族と呼ばれていたが、台湾原住民諸語との類縁性が証明された。
マーシャル諸島
【芸術・文化・スポーツ】
オーストロネシア語族のつながりが台湾―マーシャル諸島で促進される
2019.01.11