中国はクック諸島のプロジェクトに対して、680万ドルの支援をするという。クック諸島外務省によれば、この支援は、11月初めに2国間で調印された協定に基づく2つの支援のうちの1つだという。もう一つの支援は、中国の一帯一路構想に沿った覚書に則ったものだという。覚書によると、クック諸島と中国は「2国間の政治的関係、経済的連携、安保協力そして人的交流を高めていく」としている。来年までかけて、2国間でさらなる一帯一路の協力について話し合っていくという。「この覚書は将来的な2国間または多国間の協力について焦点を当てたより重要な政策を目指すものだ」と、クック諸島の プナ首相は述べた。11月12日にウェリントンで調印され、政策での協力に加えて、施設の便宜、貿易の自由化、金融の統合なども盛り込まれている。また、政府高官の相互訪問や、共同研究開発、情報共有、人的交流、訓練など協力は多岐にわたる。一帯一路政策、または、シルクロード経済圏、21世紀海上シルクロード構想は、中国政府によって進められている開発戦略であり、インフラへの投資、開発が、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、太平洋島嶼国ですすめられている。(Radio New Zealand/NOV 22, 2018)
クック諸島
【中国・台湾進出動向】
中国 クック諸島に680万ドルの支援(クック諸島)
2018.11.22