フィジーにおける総選挙の結果、フランク・バイニマラマ首相が向こう4年間続投することが決まった。51議席の議会の 27議席をFIJI FIRSTが獲得し、3議席というぎりぎりの議席数で多数派となった。3分の2議席を獲得し圧倒的な勝利を収めた4年前の選挙からは議席数は減少した。Sitiveni Rabuka氏率いるThe SODELPAは、6議席を獲得した。The National Federation Party(NFP)は3議席を維持した。「再選されたことを誇りに思う」と、兄弟の葬儀にオークランドで参列中のバイニマラマ氏はコメントした。2006年のクーデター以来、2度目の総選挙となった。選挙管理委員会は、憲法に基づいて議会に51議席を割り当てている。しかしながら、実施された選挙については論争が起きている。昨日(17日)4つの野党は開票所の選挙結果を確認することが出来ていないと訴えた。彼らの訴えによると、選挙の過程に疑わしい点があり、結果を公表することを控えるように訴えていたという。また、うやむやな発表は国民に不信感を抱かせるとした。選挙管理委員はこの訴え自体が欺瞞に満ちており、集計は適切だったとしている。バイニマラマ首相は葬儀に参列するためオークランドに滞在している。11月13日早朝に亡くなったRatu Sevanaia Laua Bainimarama氏はジャズ音楽家、61歳だった。(Radio New Zealand/NOV 18, 2018)
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【経済・社会動向】
FIJI FIRSTが過半数で勝利(フィジー)
2018.11.22