ソロモン諸島および他の10か国で2017年から2018年の5歳以下の幼児の死亡率に劇的な減少がみられた。UNICEFの調査によると、ソロモン諸島の他、ヴァヌアツ、ミクロネシア連邦、パラオ、ナウル、マーシャル諸島もこの数値の改善が見られたという。これは、より良い産後のケア、予防接種率の上昇、政府の健康に関する予算の増加、そして各種機関の協力によるところが大きい。今後は、健康サービスの受けやすさ、母乳育児の推奨、栄養教育、そして衛生的な環境と水の提供がさらに重要となってくる。UNICEFの調査によると、2017年の1年間で世界で15歳以下の子供が630万人死亡しているという。つまり、5秒間に1人の割合で亡くなっており、死亡原因は出産時の事故、肺炎、下痢、マラリア、新生児敗血症などの予防可能なものだ。特に出生後1か月までがとても重要な期間とされている。世界的にみると、5歳以下の死亡者数は1990年には1260万人であったのが2017年には540万人に低下している。(Radio New Zealand/SEP 19, 2018)
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
幼児の死亡率低下(ソロモン諸島)
2018.09.20