米国国防省は米国領に属するミクロネシア地域の防衛強化に関する報告書を12月1日までに議会に提出する予定である。国防省はミクロネシア地域の広域安全・治安問題の一環として、パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島と締結している自由連合協定(Compact of Free Association)の戦略的重要性を再検討することにしている。調査に当たっては米国の軍事的防衛関与の程度および中国の経済援助進出に対する外交政策の妥当性なども検討する。議会は国防省に対してこの地域の安全、防衛、外交政策などについて報告を求めている。特にミクロネシア地域に対する中国の影響力を分析することが優先課題である。この地域では中国がミクロネシア連邦と国交を持ち、パラオとマーシャル諸島が台湾と外交関係を維持している。(RNZI/ May 22, 18)
太平洋地域
【経済・社会動向】
米国がミクロネシア地域の防衛強化方針(太平洋地域)
2018.06.05