米国連邦捜査局(US Federal Bureau of Investigation)は、自由連合協定(Compact)を結んでいるマーシャル諸島、FSM, パラオ3ヵ国(FAS-freely associated states)の警察当局の担当者を特別エージェントとして認定し、米国本土なみの法施行を実行していくことにした。
FBIの特別エージェントはグアムを基地にして活動し、FBIはこの10数年FASの警察と協力してきたが、今後FAS 3ヵ国の担当官を特別エージェントに指名し警察当局の捜査、訓練、その他の活動に協力していく。Karen Stewart駐マーシャル諸島米国大使はマーシャル諸島のFilmon Manoni法務長官、財務省のItibo Taufinga氏およびRuben Zackhras, Jr氏の両名をFBIの特別エージェントとしてFBI認定証を授与した。
2017年には、グアムのFBI特別エージェントはマーシャル諸島の殺人事件および詐欺・文書偽造事件で協力している。自由連合3ヵ国には麻薬取引行為でも米国麻薬捜査局( Drug Enforcement Agency)が特別エージェントを指名する計画である。
米国は3ヵ国との協力分野を海洋活動監視、港湾治安、海上捜索・救援などにも拡大していく予定である。(RNZI/ June 9, 18)