海底資源局(Seabed Minerals Authority)の話では、EEZを含むクック諸島領海内の海底資源は世界的にみても豊富な埋蔵量を秘めている。商業開発が行われれば、ロイヤルティーや税収入が、現在の観光収入を上回ると期待される。2013年の調査では、100億トン以上のマンガン鉱が存在し、並存する銅、ニッケル、コバルト、チタニウム等を含め1兆7千億米ドルに相当する資源が埋蔵されているという。海底5000メートルにある鉱床の開発には掘削技術開発、環境影響調査など解決すべき問題が多く、開発の進展にはまだ時間がかかる。政府は3年~5年以内に開発認可権を発給したい考えである。(Cook Islands News/ May 15, 14)
クック諸島
【鉱物資源開発動向】
観光収入を上回る海底資源開発(クック諸島)
2014.05.27