政府は、シンガポールに本社をおくCepu Sakti Energy(CSE)Pte. Ltd. と、カヤンゲル州沖合の大陸棚、Valasco Bankで石油の試験掘削を行う話し合いを進めている。話し合いが合意されれば、8月にもCSEは、インドネシア・ジャワ中央部の石油開発に活動している掘削船をパラオに配備する予定である。パラオの石油資源の存在はドイツが植民地支配していた時から知られ、第二次大戦後米国の地質調査でも石油・ガスの存在が確認されている。米国企業が探査を繰り返したが、いずれも資金不足で続かず、1995年開発に乗り出したテキサス州の石油開発専門家も資金不足で、協力者を増やすためPalau Pacific Energy Inc.(PPEI)を設立して開発認可を受けた。しかし、実質的に開発を行うまでの資金力がなくCSEの進出を期待することになった。
(Island Times/ Feb.25, 14)