2001年にオクテディ鉱山の開発事業からBHPが撤退したあと、政府が設立したPNGSDPがその資産の大半を引き継ぎ、環境被害を受けたウエスタン州の開発を担ってきた。そのPNGSDPを、2013年政府が法律を作ってこれを接収した。2月7日メケレ総裁はこの資産を、被害を受けた住民とウエスタン州に譲与したと述べた。また、PNGSDPが持つ「オクテディ開発基金」(OTDF)の25%のシェアも、被害を受けた156集落の約10万人に与えられることになる。PNGSDPが100%所有する電力会社、Western Powerはウエスタン州の電力を担っているが、保健衛生向上に欠かせない上下水道の建設計画も進んでいる。
(Radio Australia/ Feb.11, 14)
パプアニューギニア
【鉱物資源開発動向】
資産はウエスタン州に(パプアニューギニア)
2014.02.24