日本はニッケル輸入量の約半分(4万トン)をインドネシアに依存しているが、インドネシアが2014年からニッケル原石の輸出を禁止することをうけて、日本のニッケル鉄(ferro-nickel)の2大生産企業である住友金属鉱山とPacific Metals社は、代替輸入先の確保を急いでいる。住友金属鉱山社はその埋め合わせにニューカレドニア、ソロモン諸島、フィリピンからの輸入を増やすことを検討している。インドネシアは鉱物資源を加工生産し、付加価値を高めた製品の輸出を図り、国家収益を増加させたいとしており、2014年からニッケルばかりでなく、銅、金等鉱物資源の原石輸出を停止することにしている。
(Reuters/ March 26, 12)
太平洋地域
【鉱物資源開発動向】
住友金属鉱山がニューカレドニアとソロモンからニッケル買い付けを強化か(太平洋地域)
2012.04.09