ポルゲラ金鉱山を開発しているバリック社(Barrick Gold Corp)や他のカナダ系鉱山が「持続的に環境を破壊していることで悪名高い」という疑惑にさらされていることから、投資家が資金を引き揚げていると言われている。モントリオールのオンライン・ニュースThe Gazetteによると、バリック社が開発しているポルゲラ鉱山から排出される、特に水銀汚染は大きな問題だと報告されている。先週、ノルウェー政府は、バリック社が環境汚染に加担することは耐えられないとして、年金資金から投資した株式1億9,610万米ドルを売却することにした。一方、バリック社はThe Gazetteの報道を事実とは異なると否定している。The Gazetteはカナダの鉱業界は2009年以来被害の実態を隠していると述べ、1999年から2009年の間、鉱山開発で発生した人間の生活に影響を与える被害件数171件のうち約3分の2をカナダ系企業が関わっていると報道している。
(The National/ Oct.31, 10)
パプアニューギニア
【鉱物資源開発動向】
鉱山の環境汚染で出資者が資金引き揚げへ (パプアニューギニア)
2010.10.31