エクソンモビールを主体に進んでいるLNG開発工事における現地南ハイランド州ハイズ・ガス田の23部族長とセントラル州17部族長が主張している地権者の土地、共同入会地の権利保護に関し、両州地権者の弁護士が、豪州と日本の大使に、国として800以上の種族、言語、文化、伝統、慣習法を持つ住民の意思を十分尊重するよう文書で警告した。文書では、特に原住民の権利を保護するとした2007年9月13日に決議された先住民の権利に関する国連宣言に賛成した両国に対して、国連宣言第26条に言及して、不法な土地収用をしたPNG中央政府に同調することなく、土地所有問題が地権者と中央政府との間で解決するまで工事を中止することを要請している。同工事は豪州のCurtain Clough 社(パース本社)と日本の千代田化工建設がJVで請け負っている。
(PNG Post-Courier/ Mar.2, 11)
パプアニューギニア
【鉱物資源開発動向】
LNG開発プロジェクトに地権者の権利保護を要請(パプアニューギニア)
2011.03.02