国家戦略委員会(The National Executive Council)は9月21日の会議でLiquid Niugini Gas Limited(LNGL)とInterOil Limitedが開発提案しているガルフ・プロジェクトについてガス資源の非効率的使用および協定違反であると判定した。ロイター電によるとInterOilは60億米ドルの投資額再検討を求められており、委員会は、ガルフ・プロジェクトは国際水準に程遠く、開発規模が小さく、生産方法が統一されていないとしている。4月11日InterOilはサムスンとFlex LNGとの間で年間200万トンのLNGを生産する浮上LNG船を建設し、25年間2兆2,500万m3のガスを生産する契約を締結したと発表したが、政府の不満はEnergy World Corporation担当のLNG運搬小型列車、このサムスンの浮上LNGプラント建設案も含まれている。InterOilの2月の発表では、Energy World Corporationとの契約で、年産300万トンの陸上LNGプラントを建設し、15年間にわたり2兆2,500万m3の天然ガスを生産する、としている。エクソンのPNG LNGプロジェクトでは現在6,600人以上の現地労働者がLNG開発工事に雇用されているが、政府はこのPNG LNGプロジェクトに匹敵する開発プロジェクトであることを要求している。2週間前ドゥマ石油・エネルギー相は、2009年にLNGLとの間で国際水準の技術を持つ企業を参加させ、年760万トンから1,006万トンのLNGを生産する協定を締結したが、InterOilは政府の再三の要請を無視して国際的に認知された優秀な企業を参加させていないと警告している。
(post Courier/ Sept.27, 11))
パプアニューギニア
【鉱物資源開発動向】
ガルフ湾のガス開発に政府が異議(パプアニューギニア)
2011.09.27