ジワカ(Jiwaka)州でコーヒー樹木に害虫(coffee berry borer)被害が発生しているが、コーヒー産業協会(The Coffee Industry Corporation)は発生源を明らかにせず、メディアにも発表していない。そのため、栽培業者は被害をどのように食い止めるのか対策をとることができないでいる。害虫はアフリカ原虫でPNGにとって被害の大きい新種の原虫であるとみられる。PNGのコーヒーは、年間7億キナ(21,700万米ドル)の外貨を稼ぎ、約200万人が従事している大きな産業である。全国農業防疫検査院は害虫の駆除に相当な態勢を要するとしており、現地に調査官を派遣するとともに生コーヒーの移動を禁止している。また、ココナツ産業に害虫の被害が拡大する可能性もあるため政府は早急に万全の対策をとる必要に迫られている。(Post Courier/ March 13, 17)
パプアニューギニア
【農水産開発動向】
コーヒー産業が害虫で被害(パプアニューギニア)
2017.03.27