太平洋地域の巻き網漁の管理運営に協力している8島嶼国が構成するナウル協定(The Parties to the Nauru Agreement)は、はえ縄漁の管理が野放しだとして、中西部太平洋漁業委員会(WCPFC)に厳重な管理監視を行うよう要請する構えである。12月7日からフィジーのナンディで開催される委員会(通称マグロ員会)で、はえ縄漁について抜本的な対策を行うよう主張していく。クモルPNA事務局長は太平洋公海上でどのような漁がおこなわれているのか、漁獲量がいくらなのか、どんな魚を海に捨てているのか、何もわかっていないと述べている。また、何隻の漁船が出漁しているのかも分かっていない。公海上に出漁したはえ縄漁船は2年間も継続操業が可能で母船に漁獲した魚を積み替えているとも述べている。((RNZI/ Dec/2, 16)
太平洋地域
【農水産開発動向】
はえ縄漁船に厳しい監視を(太平洋地域)
2016.12.19