ナウル協定(PNA)のMaurice Brownhohn業務課長がマジュロの缶詰実習講座で、マジュロ環礁における巻き網漁船から輸送船に積み替えるマグロは年間60万トンに上ると述べた。PNA管轄領海内で約170万トンのカツオが漁獲され、世界の缶詰用として約50%を占める。マーシャル諸島議会への2015年漁業報告書によると、積み替え作業は2014年の495回に比べ2015年には704回と約40%増加しており、重量にして444,393トンとなる。現在、PNA領海内のカツオ漁獲量は世界の約3分の1に増えていて、マジュロ環礁は世界最大の積み替え港となっている。なかでも、台湾船籍の漁船が約3分の1を占め、米国、中国、マーシャル諸島籍の漁船と続いている。積み替え作業にはPNAの監視員が立ち合い、缶詰には適さない副次的に獲れた他の魚などを地元の小さな加工場や缶詰工場で加工していけるよう検討されている。(Mariana Variety/ Oct.13, 16)