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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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缶詰工場が魚不足で操業中止(太平洋地域)

米領サモアのパンゴパンゴにある魚缶詰工場、Starksit Co.が魚の入荷量が少なく、10月10日から1週間操業を中止すると発表した。操業中止は過去12ヵ月間で2回目である。Starkistの広報担当者は、敷地に余裕がなく冷凍能力を拡張できず、しかも公海、EEZ内、その他米国漁船にとって伝統的な漁場での漁業が縮小されているのが要因であると述べている。Tri Marine Internationalの現地企業であるSamoa Tuna Processors Inc.も漁業区域の制限の影響をうけているが、操業中止については言及していない。米国の国家海洋漁業局(US National Marie Fisheries Service)は5月25日2016年の暫定規則として、「巻網漁船の努力制限地区」(ELAPS-Effort Limited Area for Purse Seine)として規制されるEEZ内と公海での漁業日を1,828日(公海1,270日、EEZ558日)と決めている。そして、8月25日国家海洋漁業局は2016年の漁業日が達成されたとして、9月2日から12月31日までELAPSを閉鎖すると決めた。その理由は、中西部太平洋広域回遊魚保護管理委員会(Commission for the Conservation and Management of Highly Migratory Fish Stocks in the Western and Central Pacific Ocean)の締約国としてその決定事項を遵守し、従うことにあるという。(The Samoa News/ Sept.28, 16)