海洋資源局(BMR-Bureau of Marine Resources)とパラオ国際サンゴ礁センター(PICRC-Palau International Coral Reef Center)が領海内121ヵ所の髙瀬貝(Trochus)の成育状況を調査した結果、採取するほどの数に成育していないことが分かった。第9期議会(OEK)は、髙瀬貝の採取時期に至り採取を開始するか判断するため、BMRに調査を依頼したもので、議会が採取開始を決定しない限り採取は行われない。従来採取開始を勧告する数は1ヘクタール当たり600~800個であったが、今回は281個に過ぎないことが分かった。近年成育数をみると、1956年には600~800個、2002年には961個、2010年は341個、2016年は281個と減少を続けている。(Island Times/ June 20, 16)
パラオ
【農水産開発動向】
髙瀬貝の採取禁止を勧告か(パラオ)
2016.07.04