2月2日Tupouto’a Ulukalala王子が、王室の所有地the Villaで持続的農業開発プロジェクトを進めるため、タイ王室の支援を受けてパイロット農園を始めた。トンガ王室はタイ王室から3年間の技術協力を得て8エーカーの土地を利用してパイロット事業を行うものである。農業・食料・森林・漁業省のLosaline Ma’asi次官(CEO)は、何種類かの果物樹木の栽培を含め、将来は養魚池の建設なども検討しているとして、これは過去に中国が地方住民の生活支援と食糧確保を目的に実施した事業に類似していると述べた。すでにある農家は、養豚場でバイオガスを造り、料理やお湯の熱源として、また菜園とか鶏・アヒルの飼育にも利用している。本計画は、1970年代タイのAdulyadej王が主導した「Sufficiency economy」構想をトンガで開発実施しようとするもので、2014年にトンガの在豪高等弁務官(駐タイ大使を兼務)をしていたAngelika Tuku’aho妃と、タイの国際協力機構(TICA-Thailand International Cooperation Agency)総裁が、キャンベラで農業開発協力について会談したのがこのパイロット事業の始まりである。(Matangi Tonga/ Feb.2, 16)
トンガ
【農水産開発動向】
タイの協力でパイロット農業計画(トンガ)
2016.02.16