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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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マグロ漁業規制で合意(太平洋地域)

 フォーラム漁業委員会(FFA)は、ソロモン諸島で会合を開き、「南太平洋延縄漁を規制するトケラウ協定」(Tokelau Arrangement for the Management of the South Pacific Longline Fishery)  を実行し、ビンナガマグロ漁獲数を制限することで合意した。この10年最新装備の中国船を含む各国漁船によるビンナガマグロの過剰漁が個体数を減少させ、島嶼国のマグロビジネスを窮地に追い込んでいる。合意による漁獲数制限区域(EEZ内)は、東はクック諸島から西はソロモン諸島まで数百万平方kmに及び、中国、日本、韓国などの遠洋漁業国(DWFNs-Distance Water Fishing Nations)の漁船が各島嶼国の認可を受けて漁獲している。トケラウ協定は加盟国(豪州、ニュージーランド、クック諸島、フィジー、ニウエ、サモア、ソロモン諸島、トケラウ、トンガ、ツバル、バヌアツ)全員の署名を待って有効となる。その他、加盟国ではないニューカレドニア、仏領ポリネシア、ウォリス・フツナ、米領サモアもトケラウ協定への参加を検討している。なお、公海上でのビンナガマグロ漁制限については12月の中西部太平洋漁業委員会(WCPFC)で討議される予定である。(Radio Australia/ Oct.22, 14)