中国大連を基地とするCTIGH-China Tuna Industry Group Holdings Limitedが3年間にわたって、太平洋マグロ漁で漁獲制限枠を守らず、メバチとキハダを過剰漁獲していたことが、香港証券取引所への事業報告書から判明した。中国政府漁業局は、CTIGHに対して外洋漁業を認可していないし、同社の行為は法規に違反しているとの立場をとっている。また、CTIGHは自社所有漁船をマグロ漁に登録していないし、漁獲割り当ても受けていないという。中西部太平洋漁業委員会(WCPFC)は12月サモアで開催する会議でこの問題を討議することにしている。(Radio Australia/ Oct.14, 14)
太平洋地域
【農水産開発動向】
中国マグロ船の違法過剰漁獲発覚
2014.10.28