6月12日、13日、マーシャル諸島のマジュロでナウル協定(PNA)加盟国の年次閣僚会議が開催された。議題は西部太平洋での外国漁船入漁価格の引き上げとキハダおよびメバチの漁獲量の削減である。PNAが管理するEEZは、世界のカツオ漁の50%以上が獲れる好漁場である。ここで操業する巻網漁船は1日当たり6,000米ドルの入漁料を払っているが、1万米ドルに引き上げる案が出ている。また、延縄漁船にもこのスキームを適用する話し合いが進んでいる。一方、8年前から公海上での漁獲量報告が義務づけられているにも関わらず、外国漁船からデータが公表されないため、キハダやメバチの生息数を科学的に推定できないのが最大の問題である。(Marianas Variety/ June 13, 14)
太平洋地域
【農水産開発動向】
高コストになるか西部太平洋の漁業(太平洋地域)
2014.06.24