米国との漁獲量について、協議がようやく妥結し、米国は新たに52万米ドルを支払い、100日の巻網漁による漁業権を得ることになった。クック諸島は中西部太平洋漁業委員会(WCPFC)の「オリンピッククォータ」を含む規定で、年間1,250日または3万トンのカツオを獲ることができる。データによると、米国は今年これまでに198日操業し、カツオを中心に7,600トンを漁獲している。ただ、巻網漁船の増加は国内に根強い反対意見があり、パルマーストン(Palmerston)、マウケ(Mauke)島住民から漁業禁止の陳情書が出ている。国内の伝統首長たちも外国漁船によって海洋資源が荒らされていると反対している。米国の漁業権は今年一杯で切れる。政府の巻網漁船からの収入は約400万米ドルで延縄漁船からよりも多い。(Cook Islands News/ May 5, 14)
クック諸島
【農水産開発動向】
米国が100日の漁業日を買う(クック諸島)
2014.05.20