レメンゲサウ大統領は、11日パラオを訪れたモナコのアルバート2世の歓迎式で、EEZ内での商業漁業を禁止して、世界でも最大級の海洋自然保護区にする意向を示し、アルバート王子にも協力を求めた。大統領は、領海内で操業する外国漁船入漁料と関連する税は、外国漁船の収益と比べれば大海の一滴にすぎず、漁禁止で減収する資金を補てんする代替案を外部に求めていくことにしている。財務省の報告書では2013年の入漁料歳入は327,000ドルである。パラオは既に領海内での鮫漁を禁止しており、今回の案で領海内全ての生態を保護することにする意向である。但し、パラオ住民の漁、観光用スポーツ漁、リリース漁は禁止しない。大統領は、アルバート王子が絶滅種保護に関するワシントン条約(CITES)の保護項目に、Northern Bluefin Tunaを加えるよう大きな努力を払ってきたことに共感し、共同して自然資源保護に努力する考えを示した。
(Islands Times/ March 14, 13)
パラオ
【農水産開発動向】
大統領が領海内商業漁業を禁止意向(パラオ)
2013.04.01