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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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外国漁船が不法漁マグロを非合法に移送(太平洋地域)

太平洋上で不法漁の監視を続けている国際NGOグリーンピースは、インドネシアEEZ領海外で、2隻のインドネシア漁船と1隻のフィリピン漁船が漁獲したキハダとカツオをカンボジアの運搬船に積み替えている現場を撮影したが、これは漁場を隠匿するためだと述べている。積み込んだカンボジア船には、バスケットボール・コートの大きさで膝まで埋まるほどの魚が積み込まれていたという。EEZ内で漁獲し、公海上で運搬船に移送する不法行為は、不法漁を隠すための手段として常態化している。不法漁をする漁船は公海とEEZ領海を挟んで漁をしており、どこでどのくらい漁獲したのか誰も分からない。外国漁船が太平洋島嶼国でこのような行動をとることは典型的な事例である。グリーンピースは来月マニラで開催される中西部太平洋漁業委員会で、問題となっている太平洋公海上の、いわゆるhigh-sea pocketでの漁と移送を禁止するよう働きかける予定である。
(Radio Australia/Nov.15, 12)