MENU閉じる

PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

Home > 太平洋諸島ニュース > 米国近海のクロマグロにセシウム(太平洋地域)

米国近海のクロマグロにセシウム(太平洋地域)

米国海岸から6,000マイル沖合を回遊するクロマグロが、福島原発事故による放射能で汚染されていることが国立科学アカデミーの調査で初めて分かった。カリフルニア沖のマグロから検出されたセシウムは、前年の検出量より10倍多いが、日米両国の摂取量の基準からはるかに低く支障はない。科学者たちは、世界を高速で回遊するクロマグロなどの大型魚は、放射能物質を新陳代謝により放出するので心配していない。ニューヨークのStony Brook Universityのチームは、福島原発事故5カ月後、クロマグロの細胞検査で前回の調査より多いセシウム134と137を検出している。研究者たちはこの夏本格的な調査を行い、放射能汚染された海域を回遊したクロマグロ、海亀、鮫、海鳥等も調査することにしている。
(The Associated Press/ 12)