政府が中国の支援を得て、かねてから進めていた米とタマネギの育成プロジェクトが商業生産可能となる段階にきている。また、成功すれば近い将来自宅の裏庭で栽培も可能となる。育成実験が行われてきたのは乾燥土で栽培する米で、6ヵ月前に種をまき、近く収穫時期をむかえる。サモアでは米の需要が増えており、タロ芋に比べ長期保存が可能であることが利点である。また、玉ねぎはどんな料理にも使われる野菜で、輸入額も大きい。国内栽培で市場に供給可能になれば、外貨による資金流出を抑制することにもつながる。
(Samoa Observer/ April 16, 12)
サモア
【農水産開発動向】
米育成プロジェクト進展(サモア)
2012.05.02