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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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マグロ漁認可制度が経済にプラス(ソロモン諸島)

政府はEEZ内マグロ漁船に対して、漁獲したマグロをソロモン諸島の港で荷降ろしし、加工することを条件に漁を認可することにしたが、これにより、漁業企業のソロモン国内投資が促進され、雇用も増加するとし、ナウル協定(PNA)事務局長が歓迎の意を表明した。新政策でソルタイ社はノロ(Noro)の加工工場で500人を新規雇用する。漁船が他国の工場に荷降ろしすることは許されるが、罰金が科される。この場合は漁業・海洋資源省が漁と漁獲量の監視責任を負う。ソロモン諸島内で荷降ろしする漁船には将来の認可更新に優遇措置を与える。Tri Marine National Fisheries Development Limitedは延縄漁船50隻が認可されたが、現在雇用している約1,000人を、新たに約500人増員する。これにより勤務体制を2交代とし、輸出額も大幅に増加させる。また、漁船の寄港で食糧、燃料、餌、保養休暇等を提供する周辺産業が活性化する。現在、ソロモン領海内で漁獲されているマグロはタイで加工され、製品はPNGを経由して輸入されているが、実際はソロモンばかりでなくPNA加盟国の魚であることから、将来タイ製加工品との国内販売競争が激しくなろう。
(Solomon Times/April 17, 12)