南太平洋大学(USP)の漁業経済専門家が、加工工場を建設して海藻を加工輸出できれば住民の現金収入に寄与すると述べた。価格変動が大きく、市場が限定され、輸送と保管の高コストなど解決すべき問題があるものの、魚類の減少がみられる今日、地方住民の生活向上に海藻採取が有力な産業となりうるとみられる。乾燥eucheuma種海藻は食品や化粧品などの安定剤としてアジア市場で需要が高い。安定輸出市場を確保でき、一定の海藻が採取できれば加工工場を持ち、海藻採取を奨励する価値は十分ある。
(RNZI/ March 19. 12)
太平洋地域
【農水産開発動向】
海藻輸出育成で島嶼国現金収入を増やす(太平洋地域)
2012.04.09