PNGが米国と太平洋の17ヵ国との間の漁業協定交渉から脱退したことから、ナウル協定加盟8ヵ国は、米国に対してナウル協定国が進めている持続可能なマグロ漁対策に協力するよう要請した。米国との協定では、米国は40隻を上限とする漁船で、EEZを含む太平洋で漁期間無しで無制限の漁獲を行うことができる。他国は一日当たり3,000米ドルを払うが、米国は300米ドルの支払にすぎない。米国との協定による漁獲も影響してメバチの生存数が減少しており、ナウル協定加盟国にとってマグロの減少は経済的に不利となっている。ナウル協定加盟国は、米国との協定が終了する2012年にはすべての国がナウル協定の管理規則を順守するよう要請している。
(RNZI/ May 30, 11)
太平洋地域
【農水産開発動向】
ナウル協定国が米国に協力を要請(太平洋地域)
2011.05.30