豪州の果樹・野菜農家が季節労働者雇用制度により、ヴァヌアツ、フィジー、トンガから短期労働者を受け入れているが、これはこれまで伝統的に雇用していた欧州からの短期旅行者やバックパッカーの来豪が世界的な不況の煽りを受け減少していることが原因で、その結果、太平洋島嶼国の労働者への依存度が高まっている。島嶼国労働者が毎年来てくれることにより、労働者への信頼が高まり、熟練労働者として雇用できることが期待される。最近の豪州ドル高で出国者数740万人に対し、入国者数が590万人と少なく、欧州の若者を季節労働者として雇用する伝統的な手法が崩れている。
(Radio Australia/ Aug.4, 11)
太平洋地域
【農水産開発動向】
豪州農家が島嶼国労働者を求める(太平洋地域)
2011.08.04