パプアニューギニア政府は世界的なマグロ漁のハブ化を目指し、マダンに太平洋海洋産業基地(Pacific Marine Industrial Zone-PMIZ)を建設する計画しており、第1期工事として、中国のShenyang Corporation for International Economic and Technical Corporation(SCIETC)が7,900万米ドルで建設契約をした。PMIZが稼働すれば年間20億米ドルの外貨獲得が見込まれることから、ナウル協定グループにも参加を呼びかけている。第2期工事費は1億米ドル以上と見積もられているが、政府は中国輸銀から7,400万米ドルのソフトローンを導入する。PMIZは「地域マグロ加工センター」を基地内に建設して太平洋島嶼国の利用と、国内加工業者の工場誘致を図る。政府は約800万米ドルで土地を確保、第1期で埠頭、水処理場、廃棄物処理工場、道路、管理ビル、その他インフラ整備を行うが、工事は2011年初頭から初め、2013年に完成を目指している。このセンターへの進出については、経済特区法に基づく優遇措置も魅力となっている。
(Post Courier/ Sept.30, 10)
パプアニューギニア
【中国・台湾進出動向】
中国企業が漁業基地建設に7,900万米ドル投資(パプアニューギニア)
2010.09.30