ポンペイの隔週発行新聞Kaselehlie Pressの10月3日の報道によると、中国四川省成都のExhibit and Travel Group(ETG)が、ヤップに2015年完成を目指し、約4,000室を持つ8から10のホテル群を建設、最終的には2万室を目指すとしている。8から15のゴルフコースも建設する。そのため、大型旅客機発着可能な空港と大型客船接岸可能な港湾建設も視野に入れている。8月来訪したETGの幹部と会談したヤップ政府担当者はこの計画案を受け入れなかったが、検討委員会を立ち上げ、適当な土地、島があるか調査することにしている。しかし、開発計画で伝統的な植生、歴史、文化などへの影響を受けない地域があるのかなど、環境への影響に関して課題が多い。ETGはヤップの伝統文化を観光資源として売り出すことを提案、農業、漁業などへの協力も提案している。
(Mariana Variety/ Oct.5 11)
ミクロネシア連邦
【中国・台湾進出動向】
中国企業がヤップ島に大規模ホテルを検討(ミクロネシア連邦)
2011.10.05