米国の有力な投資専門家であるJames Dines氏が、豪州は「資源帝国主義」の道を歩む中国を許容していると批判した。同氏は「中国国営企業が豪州で主要な投資国家となっている。豪州はかけがえのない遺産を使い尽くしてしまう危険がある。農地を含むすべての資源は子孫に残していくべきだ。」と述べ、資源問題会議に出席した鉱山企業幹部、ブローカー、投資家などに、膨張する中国のプレゼンスに対する複雑な感慨を与えた。資源帝国主義を突き進む中国はレア・アースの97%を生産し、銅も含め現実の需要以上の「商品」在庫を増やしている。2009年、豪州対外投資調査委員会が豪州のレア・アース鉱山企業Lynasを買収しようとした中国企業の投資を認可しなかった。マルクスが予言したように、生産という手段をとる代わりに、中国共産党の合法的な買収行動は資本主義の終焉を意味する、とDines氏が述べている。
(Post Courier/ Sept.30,11)
太平洋地域
【中国・台湾進出動向】
中国がすべての資源を収奪と投資専門家が批判(太平洋地域)
2011.09.30