観光局の発表した最近5ヵ月間の観光客数は昨年よりも21%の減少を示し、5月の来客数は昨年の15,705人から9、602人と約40%の減少となっている。長引いた旱魃気候と訪れた人々を驚嘆させるJellyfish Lakeのクラゲの数が減ったことも減少の遠因とみられる。SNSの情報で人気の観光地が混雑して観光気分を阻害された人も多かったようだ。一番の観光客は中国人の5,080人であるが、昨年同期比で51.63%も減少している。次いで日本人が昨年5月よりも674人減で1,627人であった。2016年の引き合い、予約件数は前年より少なくなる見込みであり、ADBも観光客数の減少を予測しているが、観光産業の拡大は一方でパラオの清浄な自然景観を保持する限界を超えることになり、インフラ整備も追いつかない状況にあることが懸念される。(Marianas Variety/ June 15, 16)
パラオ
【観光開発】
【環境・気候変動】
来訪観光客減少(パラオ)
2016.06.28