MENU閉じる

PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

Home > 太平洋諸島ニュース > 中国人観光客激増に地域社会が困惑(パラオ)

中国人観光客激増に地域社会が困惑(パラオ)

 2014年後半から運航を始めた香港、マカオからのチャーター便が激増し、3月現在、Dynamic Airways, Asian Air, Mega Maldives Airline, Palau Pacific Airwaysの4社が予定しているフライト数は48便ある。人口約2万人のパラオに毎月約1万人の中国人観光客が押し寄せていることになり、現地社会は大混乱している。このため、コロール市を中心とする現地社会では物価のほか、住宅、土地などが上昇しており市民の生活に大きな影響が出始めている。年間12,000米ドルで生活している平均的な市民は、余裕はなくてもこれまで享受してきた安穏な生活ができなくなったとして、隣のアイライ州に、また州のもっと奥に移転をした家族も出ている。2月25日政府は急遽各社に減便を要請し、4月15日から週8便、月32便以内とすることになった。パラオ観光局の2015年1月分の統計では6,176人の中国人観光客が訪れており、前年同期比よりも359%余の激増ぶりである。(Oceania TV News/ March 10, 15)