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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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鮫生息数が減少(パラオ)

2012年6月に行われたパラオ南西諸島科学調査で、鮫の生息数が激減しており、これは商業漁による岩礁の破損が大きいことが原因ということが分かった。調査したミクロネシア鮫財団は人口の多いコロール近海で鮫が多いのに、コロールから離れるほど鮫が少なくなっているのは驚きだと述べている。南西諸島の岩礁は延縄によって損傷し、岩礁全体が縄で覆われているものもある。居住者がわずかで、監視の目が届かない南西諸島では不法漁が横行しており、日本財団の協力を得て、現地に監視船の燃料補給基地を建設する計画が進んでいる。また、大統領は、商業漁を禁止、不法漁には過大な罰金を科し、自然生態系を守る意向を示している。南西諸島ハトホベイ州の知事は、同国を訪問したモナコ王子から自然保護資金として、15万米ドルが贈られたことを明らかにした。
(RNZI/ March 18, 13)