豪州のメディアは、Espiritu Santo島での中国の港湾整備拡張工事に関連して、中国がバヌアツに軍事基地を建設する意向があるのではないかと報道している。これに対して、Ralph Regenvanu外相はそのような計画は両国間で話し合われたこともなく、Faifax Mediaの報道は故意に作られたものだと強く否定した。同外相によると、バヌアツは軍国主義に反対してきた長い歴史を持ち、基地を持つとか攻撃の標的とされるような政治を行っていないとし、軍事基地がバヌアツ人にとって容認できるものではないとする民間社会の積極的な役割が政治に反映していると述べている。中国については、政治的独立性および平和的共存を尊重する原則に立った友好国として、いかなる対価をも求めない純粋にインフラ整備を行ってくれる特別なパートナーであるとしている。そして太平洋には過去にいくつかのパートナーが来て去っていき、現在は中国が最大のパートナーとして開発に協力してくれているが、将来はまた新たなパートナーが来るかもしれない。そこで太平洋島嶼国にとって必要なのは、我々が各自独立性を守り、必要とすることを自分で決めることが重要であると述べている。(RNZI/ April 12,18)
バヌアツ
【経済・社会動向】
バヌアツは軍事基地を許さない(バヌアツ)
2018.04.23