最近発行された科学雑誌, Nature Communicationsによると、2015年12月に決議されたパリ協定のガス排出量削減目標が達成されても、世界で0.7mから1.2m海面が上昇すると予測している。つまり、パリ気候変動協定はこれから300年先まで海面上昇を抑えることができないとしている。多くの国が協定による目標達成に努力を始めたなか、2015年にガス排出量で2番目に多い米国だけが協定からの撤退を表明している。ドイツのPotsdam Instituteはガス排出量が直ちにコントロールされても、氷河や南極の氷が解け始めている現在、海面上昇は100年以上にわたり続くと警告している。((RNZI/ Feb.21, 18)
太平洋地域
【経済・社会動向】
パリ協定の目標は海面上昇(太平洋地域)
2018.03.05