The Australian紙の報道によると、豪州のConcetta Fierravanti-Wells国際協力相(international development minister)は、中国が太平洋諸国に不利な条件で資金を貸し付け、無駄な建物を建て、目的もない道路を作っていると非難した。同相は中国が太平洋諸島の政治家を甘言で誘い、調子よく支援を行ってきているが、ある複数の島嶼国からは北京に対する悔悟が生じていると述べている。2016年のLowy Instituteのレポートでは、中国は2006年以来太平洋諸国に200件以上のプロジェクトを支援し、約17億米ドルを供与している。同相はまた、中国の影響力を認めながらも、その開発援助はやっかいもの(white elephants)と化していると述べている。同紙によると、ある会合で中国は豪州の外交を「対外干渉」だとして口論となり、中国側はターンブル首相を非難して公式に不平(苦情)を申し立てた。また、豪州の適格性を欠く対太平洋政策は国家の安全に盲点を構築してきたとも述べている。(RNZI/ Jan.11, 18)
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【経済・社会動向】
豪州が経済社会動向太平洋に対する中国の援助を批判(太平洋地域)
2018.01.22