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気候変動会議でフィジーの戦略を発表(フィジー)

11月14日、フィジーのバイニマラマ首相が議長を務める国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP23)がドイツのボンで始まった。バイニマラマ首相は、フィジーは2021年までに電気を、2031年までに飲料水を全国に普及させる計画を明らかにした。現在では全人口の4分の3が安全な水を使えるが、5年以内に92%の人たちが利用できるようになる。また、三つの水力発電所を建設して、2030年までに100%近い再生可能エネルギーの利用を可能にする計画であるという。その20ヵ年計画では失業率を4%以下にし、貧困ラインに満たない人達を10人に1人以下にする。また2021年までに医師の数を1,000人当たり1人とする。分科会に出席したMereseini Vuniwaqa女性担当相は、竹が暴風対策建築資材、土壌保全、海岸防壁、ビジネス開発、バイオエネルギー、炭酸ガス封鎖などに有効であるとして、女性、子供、僻地の貧困者等に活力を与える道具であると述べた。同相は多くの太平洋島嶼国が国際竹・籘委員会(International Bamboo and Rattan Organization)に加盟して竹の効用を開拓すべきだとも述べている。(RNZI/ Nov.15, 17)