ソガワレ内閣が以前に一度は上程したものの、激論の上却下された腐敗防止法改定案を再提出したのを契機に、副首相を含む9人の閣僚が不満を示し辞職した。辞職した閣僚たちは、ソガワレ首相が閣僚たちの意見を聞かず、内閣府長官に甥のRobson Djokovicを就任させていたことにも不満があり、首相としての信頼と統率力を失っているとしている。ただ、腐敗防止法案が可決すれば、警察の取り調べを受ける可能性のある議員もおり、何人かの名前が浮上していて、すでに取り調べを受けている議員もいる。首相を支持するPeter Shanel通信相は、首相に反旗を翻したのはDanny Phillip元首相とSydney Rini元漁業相の二人で個人的な不満を悪用したものであり、Robson Djokovic内閣府長官は内政改革に主導的役割を果たしていると述べた。閣僚の辞任は11月3日に祭英文台湾総督が訪問する直前の事態となった。首相に対する不信任案は来週にも上程される予定である。(RNZI/ Oct.31, 17)
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
腐敗防止法案で9人の閣僚が辞職(ソロモン諸島)
2017.11.20