AmbaeのMonaro火山が数週間前から噴火活動を活発化させ、9月22日大量の火山灰を噴きあげて北部と南部を覆い、政府は約5,000人の住民を東部と西部に避難させた。地球災害局は非常事態宣言を出し、警戒態勢を3度から噴火があれば4度に上げることにし、住民救出のため何隻かの船を派遣している。東・西部では学校などの約15の避難所を用意しているが、老人、子供、妊婦などの支援が十分なのか、電気や水道もない島への食糧や水の供給も心配される。2005年にも5,000人が避難する噴火が起きており、島に帰ることができたのは3ヵ月後であった。今回の噴火は前回よりも大きいとみられ、もし警戒態勢が5度に引き上げられれば、全島民がPentecost島 やMaewo島に避難することになろう。西方にある最大の島Santoも火山灰の影響を受けて菜園や飲料水に大きな被害が心配される。(RNZI/ Sept.26, 17)
バヌアツ
【経済・社会動向】
Ambae島の火山噴火で島民が避難(バヌアツ)
2017.10.10