サモアで開催された第48回PIF首脳会議は、メグ・テイラー女史(Dame Meg Taylor)を次期3年の事務局長に満場一致で再任して閉会した。首脳会議は太平洋地域主義の枠組み(Framework for Pacific Regionalism)を再確認し、地域の経済政策課題を一致協力して推進することを決議している。また、準加盟国、オブザーバー、フォーラム対話国、地域の各機関、市民団体、民間部門などから幅広く意見を聞くことが重要だとの認識を共有することで一致している。今回の会議で市民団体の代表が初めて首脳たちに意見を述べている。そのほか、プラスチック製の袋、梱包材の使用を禁止し、海洋汚染および海洋廃棄物削減を図っていくことで、環太平洋関係国に協力を求めていくことにしている。また、気候変動と海面上昇から国土、領海が浸食されないよう恒久的に防備していくことで国際的協力と認知を得るよう努力していく。首脳たちはクック諸島、仏領ポリネシア、ニューカレドニア、パラオ、バヌアツのEEZを含む積極的な海洋政策を評価するとしている。なお、2018年の首脳会議はナウルで開催することにしている。(RNZI/ Sept.9, 17)
太平洋地域
【経済・社会動向】
フォーラム事務局長にメグ・テイラー女史再任(太平洋地域)
2017.10.04