7月27日ソロモン諸島政府が中国のHuaweiiと豪州に接続する海底ケーブル敷設工事(シドニーとホニアラ間)を契約したが、豪州通信メディア局(ACMA-Australian Communication Media Authority)とソロモン諸島海底ケーブル社(SISCC-Solomon Islands Submarine Cable Company)が申請した豪州陸地工事が治安上の問題で認可されない可能性があると駐ホニアラ豪州大使館が述べている。Huaweii社は数年前から豪州に拠点を持ち、工事は18カ月前から開始され、現在順調に進行中である。豪州政府が治安に問題があるなら何故2016年の工事開始時期までに意向表示をしなかったのか疑問があるが、ソロモン政府はすでに約300万米ドルを支出しており、工事も今年9月に完成を予定している。豪州政府が治安問題と周辺国友好関係維持問題を天秤にかけ、どのように解決するのかが問われている。(Solomon Star/ July 26, 17)
ソロモン諸島
【経済・社会動向】
中国企業の豪州・ソロモン諸島間海底ケーブル敷設工事に難題(ソロモン諸島)
2017.08.07